262の法則

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262の法則とは

あなたもこれまでにいくつかの「○○の法則」というものを聞いたことがあると思います。それらは、大きく分けると「自然法則」と「経験法則」に分けられます。学校で習った「フレミングの左手の法則」や「ニュートンの万有引力の法則」などは普遍的・絶対的な「自然法則」。大人になって社会に出てから学んだ「マーフィーの法則」などは実体験から生まれた「経験則」です。

262の法則すなわち「2:6:2の法則」は、「8対2の法則(パレートの法則)」と言われるものから派生した「経験則」です。あの松下幸之助は「ほとんどの人は、あなたが嫌いな2割の人を意識しすぎている。それによって、自分らしさが出せていない人が、あまりにも多すぎる」と言ってますが、「2:6:2の法則」を頭に入れておくと、この松下幸之助の言葉の深い意味や、さまざまなことがすんなり理解・整理することができるようになり、心がとても楽になりますので、ぜひ頭に入れておきましょう。


画像「日経ビジネスオンライン」より

働きアリの法則も「2:6:2の法則」

「2:6:2の法則」を説明するたとえ話として「働きアリの法則」が出てきます。
知らない方のために簡単に説明すると、こんなお話です。一般的に働き者と言われているアリ。でも実際は、一生懸命働いているアリは全体の2割。6割は普通に働いていて、残りの2割はサボっています。その割合が「2:6:2」です。

そこで、怠け者の2割のアリを集団から排除してみます。そうすると全員がせっせと働き始めるかと思いきや、しばらくすると、やはり2割程度のアリがサボり始めるそうです。
逆に、上位2割の働き者のアリだけをかき集めて、1つのスーパー集団を作ってみます。それこそ、ものすごい勢いで仕事をするかと思いきや、やはり時間とともに「2:6:2」が形成されてしまいます。
興味のある方は「働きアリの2割はサボっている―身近な生き物たちのサイエンス」
稲垣栄洋著(家の光協会出版)をご覧ください。

身近な例で見てみると、金持ちの球団やクラブチームが、金にモノを言わせてスーパーチームを結成しても、なかなか優勝することができないし、一方、スター選手を引き抜かれたチームからは、時間と共に新たなスター選手が芽を出します。高校大学などでも同じことが起こってますよね。

262の法則で楽になる人間関係

さて「2:6:2の法則」というものがあるということがわかったところで、大事なのはここからです。まず自分に262の法則を落とし込んで、人間関係を考えてみましょう。
あなたの周りには、あなたに好感をもってくれる人が2割います(陽層)。あまり関心のない人が6割(中間層)、そしてあなたのことが嫌いだという人が2割(陰層)は存在しているということです。まずこれを素直に受け入れましょう。

「ええっ!ショック、2割もの人に嫌われてるなんて…」と落ち込みましたか? でも、身近な人の顔を思い浮かべて、どの2人だろう?なんて想像するのは愚かなことです。初めに言ったようにこれは絶対的法則ではありませんから。
そして、この割合は条件によって変わります。ある時は「5:3:2」になって好感を持つ人が増えたり、逆に「4:3:3」になって嫌われる人が増えたり。ただ、この時に移動するのは「2:6:2」の「6」の中間層です。そしてその変化の要因を作るのは「2」の人。もともとあなたに好意をもってくれる2の人(陽層)が、あなたが素晴らしい人だという情報を発信して、それを聞いた6のうち3が好きに傾いたら「5:3:2」になるわけです。

逆にあなたを毛嫌いしれてる2人(陰層)は良い情報を流すはずがなく、悪い情報を発信すると、中間層から移動する人が出てきて「2:3:5」になってしまいます。では陽層や陰層の「2」は不動かというとそんなことはなく、「1」になる可能性はあります。しかし、誰からも愛される「10:0」にも、全員から毛嫌いされる「0:10」にはなりません。そこを目指すのは良いことですが、しくみを理解するだけであまり完璧にとらわれないことです。

「2:6:2の法則」の取り入れ方

それでは「2:6:2の法則」のを前提として、これからどのように取り入れていけば良いかをお伝えしておきます。わかりやすく「陽層」「陰層」という言葉を使いますが、それでもわかりにくければ「好きな人」「嫌いな人」と置き換えてもいいでしょう。

①どんな立派な組織・集団にも「陰(嫌いな人)」が存在することを自覚します。
②安易に「陰(嫌いな人)」を切り捨てると「陽(好きな人)」が「陽(好き)」でいられなくなるリスクもしっかり理解しましょう。
③その上で「中間層(普通の人)」「陰層(嫌いな人)」と、あなたがいかに対峙していくかを熟考します。失敗しながらでも試行錯誤してください。

当たり前のことかもしれませんが、モノは考えようです。「2:6:2の法則」が確実なものであるとすれば、「陰層(嫌いな人)」も「陽層(好きな人)」も、その集団において、それぞれの役割を天から与えられているのです。

たとえば、法則の有無に関係なく、組織集団の許可なく勝手に加入してきたメンバーなどいません。会社や学校ですと、少なくとも試験なり面接をパスし、各々のポテンシャルに期待され、今現在、ここにいるわけです。最初から「陰層(嫌いな人)」所属を望んで加入したメンバーなどおりません。あなたが「陰層(嫌いな人)」と思っている人にだって、好感を持つ人(陽層)が2割前後は必ずいるのです。

この「2:6:2の法則」に逆らおうとするから、人間関係が苦しくなるのです。たとえば「自分の意見は間違っていない!」と言い争いをして、打ち負かしたとしても、相手は絶対に意見を変えません。むしろ恨みをかうのがオチです。

そこで「2:6:2の法則」を思い出し、「この人は、自分と反対側の人なんだ」「自分に理解できない人が、2割はいるものだ」「自分の人間関係はうまくバランスがとれているようだ」と考えると、すぐに割り切ることができるようになります。

世の中、あらゆることが、「2:6:2程度で、うまくバランスをとっている」というフィルターを通して物事を見ると、納得でき、冷静になることが増えるでしょう。

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